【ペット供養】
ひと言に【ペット】という言葉は好ましくないとは思いますが、私たちと生活を共にしている動物たち。その動物たちも大切な家族の一員です。
家族として、飼い主として、最期は心を込めて人と同じようにお別れをしてはいかがでしょうか。
昨今は、ペットも家族の一員という意識が広まってきており、ペットもしっかりと供養したいと思う人が増えてきています。ただ、多くの方が供養のしかたがわからないというお話しをよく聞きます。そこで本日は、ペット供養の流れをご案内させていただきます。
準備とは、【こころの準備】と【物の準備】があります。
いつかは必ず最期の日が訪れます。いざ、その時が来たら気持ちが乱れてしまったり、気持ちがとても落ち込み、物事が何も考えられなくなるという方がほとんどです。ただ、あとから【もっとこうしてあげれば良かったな】と後悔することがないよう、いつかお別れの時は来るということを冷静に考えておきましょう。
実際に亡くなってから必要な物としては、・お棺(燃える箱)・ご遺体の下に敷くタオルやシーツ・保冷剤・お花などがあります。お別れの時が来てしまったら、タオルやシーツを敷いて、ご遺体を安置します。暑い時期であれば、お体が傷まないように保冷剤をおなかにあてて安置します。
また、冬場でもリビングなどの暖かいお部屋に安置するのであれば、保冷剤はあてた方が、お体の負担は少ないです。火葬まで、しっかりとお体を保全しましょう。
火葬は、ペット霊園や寺院、移動火葬車などに依頼することがほとんどです。業者さんも様々ですので、事前に調べておくことが良いでしょう。
那須塩原市や大田原市近郊では、【ペット霊園】や【火葬業者】に依頼することが一般的です。
火葬を行う際には、業者さんに連絡をして事前に火葬の日程を予約しておきましょう。
お骨については、ペット霊園ではそのまま埋葬することができますが、業者さんによっては持ち帰りしかできないところもあります。
火葬の日にちが決まったら、火葬までにご自宅でお葬式を行います。お葬式の形に決まりはありませんが、ご家族のみなさんで行うことが多いようです。まずは、お棺を用意し、その中にタオルやシーツを敷き、ご遺体を納め、お花や好きだったフードなどをお手向けしたり、お体を優しくなでて、思い思いのお時間をお過ごしください。
お骨の一部を形見としてアクセサリーに入れて身に着けたり、小さな骨壺にお骨の一部を保管して身近に置いておくことを言います。
お骨のすべてを埋葬するのでなく、一部を身近に置いておくことによって、いつでもその存在を身近に感じることができます。
火葬後にお体はありませんが、ペットはいつまでも私たちの心の中で生き続けています。楽しかった時間を思い出す場所、手を合わせる場所としてお仏壇を用意してはいかがでしょうか。ゆっくりと手を合わせて、在りし日を偲び、想いを伝えることが供養となります。
他にも人同様にお位牌を用意することも大切です。お位牌はペットの魂が込められている、言わばペットそのものです。ペットが生きた証を残す意味でも、お位牌を作ることをお勧めします。